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日東興業の再建進捗状況(99/05/31)

東京地裁で和議認可が出ていたゴルフ場大手の日東興業株式会社について、全国日東興業ゴルフ場会員連絡協議会は東京高裁に即時抗告していましたが、５月１７日に棄却されました。これに対して協議会側は最高裁に特別抗告したため、和議認可決定確定には今しばらく時間がかかりそうです。協議会側の即時抗告理由は、�@プレー権を含む会員権債権額と別除権の評価額算定に異議がある、�A酒食の饗応、地位約束により賛成票を獲得し和議法違反にあたる、�B実現不可能な再建計画で和議条件を履行できない、というもので、和議を不認可とするよう訴えていました。しかし高裁は、�@評価額算定について違法性は認められない、�A酒食等については目的、費用からみて贈賄とはいえない、地位を約束した事実を認めるに足る証拠はない、�B再建計画は履行不可能となるものではない、として訴えを退けました。また、協議会側は会社更生法の適用申請も行っていますが、特別抗告が最高裁で認められなかった場合、この申請も棄却されるものとみられています。なお、関連会社の日東ライフ株式会社の和議は５月７日に成立しています。