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整理回収機構がゴルフ場債権回収に着手(00/05/08)
株式会社整理回収機構(RCC)では、破綻した銀行等が融資していたゴルフ場関連債権の回収について今年度より着手することになりました。整理回収機構が買取ったゴルフ場債権は145件で買取り額は1000億円程度、回収は会員のプレー権継承を前提としたゴルフ場売却により行なわれます。また、売却方法によっては会員権相場への悪影響等も考えられるため、2〜3件程度回収を実施のうえそれをモデルケースとして本格的な回収に乗り出すようです。同機構では社内に研究会を発足させゴルフ場債権の回収について研究していますが、預託金の継承等については今のところはっきりとした発表は無く、それぞれのケースによってその対応が異なってくると考えられます。以前よりゴルフ場債権がどのように回収されるのかが各方面から注目されていましたが、プレー権の継承を前提としたことでゴルフ業界に大きな影響が出ることは避けられたのではないでしょうか。バブル経済崩壊より永い間くすぶっていたこの問題も少しずつ解決の方向へと進み出しており、景気回復の期待と合わせてゴルフ業界への好影響が期待されます。