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破産の君津GC経営会社、配当はゼロか(00/06/05)

一部会員より破産を申し立てられ昨年10月に東京地方裁判所より破産宣告されている君津ゴルフ倶楽部の経営会社、株式会社君津ゴルフクラブの債権者集会が4月23日に開かれました。集会には債権者等約150名が参加しましたが、破産管財人からの報告によると財産はほとんど残っておらず配当手続きができない可能性が高い見通しとのことです。具体的には債権の届出件数が3825件、債権総額は約568億6000万円となっているのに対して、回収可能な財産は銀行預金の一部とゴルフ会員権の一部で合わせて570万円程度にしかならないとしています。またゴルフ場施設については破産前に売却されており別会社の所有となっていますが、仮に訴訟等によってその施設を回収したとしても更に別会社が担保権を設定しているため、施設回収・売却を行なって得た売却金は担保権抹消に充てられることになり、やはり配当原資を増やすことは難しいようです。次回の債権者集会は9月20日に予定されていますが、会員への対応を含めどのように処理が進められていくのか気になるところです。