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預託金の償還ピークは本年(00/06/26)
通産省がゴルフ場の預託金問題に関するアンケート調査を実施し、速報としてその調査結果が公表されました。アンケートの対象は2290コースで995コースから回答がありましたが、それによると全国のゴルフ場の預託金額は推計で約10兆8033億円とのことです。また、償還期限を迎えた預託金額の総額がピークとなる年は2000年つまり本年で、推計で約1兆6161億円となっていますが、来年は大きく減少しそれ以降も年毎に減っていきます。加えて、預託金償還問題が経営に与える影響についての問いには、「大きい」とした回答が46.1%、「小さい」とした回答が53.9%となっています。これは現時点とした回答ですが、3年後、5年後については「大きい」が減り「小さい」が増える結果となっており、償還を迎える預託金額の今後の動向にあわせた結果となりました。預託金償還問題に対する決定的な解決策は未だ出ておらず、各ゴルフ場が様々な方法で対処しているのが実情ですが、当初危惧されていたほどの大きな混乱は無かったのではないでしょうか。今後は償還対象となる預託金額そのものが減少していきますので、大きく取り上げられているこの問題も少しずつ解決方向に向かっていくと考えられます。