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名義書替料とは何ですか、だれが支払うのですか?
ゴルフ会員権は、購入しただけでは会員としてプレーすることはできません。多くの場合は、所定の用紙をゴルフ場に提出して入会審査を受ける必要があり、場合によっては面接やコースでのテストプレーなども受けなければなりません。審査終了後、ゴルフ場から入会を承認を得て所定の名義書替料をゴルフ場に支払い、ゴルフ会員権を旧名義人から自身の名義に書替えてもらった後に会員としてプレーすることができるようになります。
さて、ここに出てくる名義書替料ですが、これはゴルフ場が会員権の名義を書替えるために請求する手数料と考えてください。ゴルフ場によって名義変更料、名変料、書換料などと呼称は違いますがどれも同じものです。ゴルフ場から会員になることを承認する、つまり会員権の名義を書替えることの承認を得てから支払うものが名義書替料ですので、支払うのは入会する方になります。会員権を売却する方には関係ありません。
なお、名義書替料はゴルフ場に支払う手数料ですので、払い切りの費用となります。会員権そのものは将来売却した場合にその時点の売却金額が手元に戻りますが、名義書替料は戻ってくるわけではありません。名義書替料の金額はゴルフ場によって大きく異なっており、相場状況によっては会員権の相場よりも名義書替料が高い場合があるなど、会員権購入時に大きな負担となることもあります。入会したいゴルフ場を選ぶ際は、コース内容や経営状況を把握することはもちろんですが、購入費用の中で名義書替料がどれくらいの割合を占めるのか、ということを考えておくことも大事です。
ゴルフ場が提示している名義書替料は、通常、別途消費税が加算されます。またゴルフ場によっては、入会承認を得た後ではなく入会申込書類提出と一緒に名義書替料を支払う場合もあります。会員権の種類や名義書替えの内容、入会者の年令や性別によって名義書替料が異なることもあります。以上のように意外と複雑で大きな負担となりがちなのが名義書替料ですので、会員権業者に問い合わせて正確な金額を把握されることをお勧めします。
ところで、ゴルフ場が設定している現在の名義書替料は数十万円から数百万円と高額な場合が多く、現状ではその金額高さのために会員権の購入を諦める方がいるような状況となっていますが、それはなぜでしょうか。名義書替料は一種の事務手数料のようなもので、昔は相場の10%程度と言われていました。しかし、過去に相場の上昇に合わせて名義書替料も値上げされ、それとともにゴルフ場が名義書替料収入にある程度依存するような体質になりました。その後会員権相場は大きく値下がりしましたが、名義書替料を相応の収入源としてしまったゴルフ場は、それに合わせた書替料値下げが難しくなってしまい、相場とつりあわない現状の書替料となってしまった、ということが原因としてあげられています。
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