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ゴルフ会員権 Q&A

株式の会員権とは何ですか?

株式の会員権とは、株主会員制(別項参照)もしくは株主・預託金併用制のゴルフ場で発行される会員権で、会員権証券が株券となっているものです。

株式の会員権でゴルフ場に入会する場合、多くはゴルフ場会社の株主となったうえで会員として入会するという手順になります。基本的には必要な書類を提出するだけで株主にはなれます。ただし、まだ会員としてプレーすることはできません。株主になってから(入会条件に「株主であること」と明記されている場合もよくあります)、会員になるための入会用書類を提出し、審査を受け、入会の承認を得て、名義書替料等の入会費用を支払った後にはじめて会員となることができます。つまり、株主であることと会員であることは別物として考えなければなりません。ゴルフ場によってはできない場合もありますが、いろいろな理由(例えばまだ入会条件の年齢に達していない等)からとりあえず株主として登録(株主登録)しておき、時期をみて会員として入会申請する、という方もいます。

株式の会員権とは、一般の企業が発行している株券と同じものです。よって、発行企業に対する株主の権利(と義務)も、当然持つことになります。この場合の発行企業とはゴルフ場経営(保有)会社のことですから、株主会員は株主総会での議決に関する権利をはじめゴルフ場運営に深く関わることができます。また、もしもゴルフ場が解散するような場合には、株主としてゴルフ場の全資産に対する持ち株比分の分配を受けることができますし、破綻するような場合では当然ただの紙切れとなってしまいます。

株主会員制のゴルフ場といっても、会員が保有している株式の割合はまちまちです。会員がそれぞれ等分に、100%の株式を保有しているゴルフ場がありますが、このような形態のゴルフ場は古くに開場した、専ら「名門」と言われるところが多いようです。この場合は、一般職員やキャディーはゴルフ場会社に雇用された社員ですが、役員は会員から選出され、会員で組織されるいろいろな委員会と連携しながら経営の舵取りを行なう、つまり直接会員がゴルフ場を運営します。また、ゴルフ場オーナーが発行株式のギリギリ過半数を保有し、残りを会員が保有している場合もあります。この場合は、前述の100%と異なり全てが会員の手によるというわけにはいきませんが、それでもかなりの力を会員が持ってゴルフ場を運営していくことになります。なお、90%等ほとんどの株式をゴルフ場オーナーが保有し、残りを会員が保有するという形態もありますが、これは株主会員制とは言え会員にとってそのメリットは大きいものではありません。このように、一概に株主会員制と言ってもその中身はゴルフ場によって大きな差異があります。

正会員や平日会員といった会員種別での差異もあります。例えば、正会員になるには3株、平日会員になるには1株の株主にならなければいけない、というものや、正会員は株主会員だが平日会員は預託金会員(株主としての権利を持たない)である、等々です。

以上のように、株式の会員権を発行する株主会員制は、国内の多くを占める預託金会員制(別項参照)と比較して、特に運営への参画といった面でメリットがあります。最近は預託金会員制が大きな問題(預託金償還問題 別項参照)を生んでいるため、預託金会員制から株主会員制への制度変更や新設時の株主会員制の導入などが目立ってきており、新しい株主会員制ゴルフ場が出てくるようになってきました。

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