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ゴルフ会員権 Q&A

国籍による入会制限とは何ですか?

国籍による入会制限とは、外国籍の人がゴルフ場に会員として入会する場合に設けられている、ある種の条件(制限)のことです。

このような条件を設定することについては、ゴルフ場や会員権のことを知らない人にとっては大きな疑問が生じるようです。実際に入会希望者からゴルフ場に対して「憲法に違反している」との訴訟が起こされたこともありますが、ゴルフ場はプライベート・クラブであるのでそのような条件を設けても憲法の主旨には背かない、といった判決が出ています。

国籍による入会制限にはつぎのようなものがあります。

入会者は日本国籍者であること
国籍に関する入会条件を設定している場合は、ほとんどがこのような内容になっています。他の入会条件の場合は、「理事との面接によりそれに代える」など別方法による条件の緩和がある場合もありますが、国籍に関してはまずそのようなことはできません。絶対的な条件といえます。

入会者は出生時および入会時に日本国籍者であること
上記の条件に、出生時も日本国籍者であることを付け加えたものです。帰化等により日本国籍を取得しても、そのゴルフ場には入会できないことになります。

外国籍者が入会する場合は退会者(前名義人)が外国籍者である会員権で入会申請すること
この条件は、外国籍者名義から外国籍者名義への書替え可、ということで日本国籍者から外国籍者は不可ということです。よって、外国籍者の会員数が現状以上に増えることはありません。また、売却物件が出難いため、通常の日本国籍者名義会員権より相場が高くなりがちで、2割程度から数倍にも高くなることがあります。なおこの条件がある場合、ほとんどは外国籍者から日本国籍者への名義書替えは妨げていません。

入会者が外国籍の場合は一般の日本語会話ができること
外国籍者の人の入会を全て拒否するのではなく、なぜ外国籍の人の入会を認めないのかという点を考慮した入会条件といえます。こういう条件設定は今のところほとんど見かけませんが、国内の外国籍者の増加という現状から考えると、全面拒否からこのような条件に変更するゴルフ場が少しずつ増えてくるのではないでしょうか。

国籍による入会制限を設けているゴルフ場は、意外と多く存在します。女性の入会制限(別項参照)については少しずつ緩和される方向に動いていますが、国籍に関しては緩和の動きはほとんど見られません。どちらかといえば、比較的近年に開場したゴルフ場については、国籍による入会制限を設けていることは少ないようです。国籍による入会制限は、内容が内容だけに表立った議論などはほとんどなく、改めて内容を検討することも避ける傾向にあるようで、ゴルフ場の閉鎖性を示すひとつだと思われます。しかしながら、その閉鎖性こそがゴルフ場の会員となることへの魅力でもあるのは事実で、一般の方には少し理解し難いような入会条件であったとしても今後も残り続けるのではないでしょうか。

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