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ノースショアＣＣが株主会員制を検討(00/07/31)

ノースショアカントリークラブ北浦コースが株主会員制への転換を検討している模様です。これは、現在同クラブの財務状況が思わしくないことからプレー権を失う危険がある破産や他企業への売却等を回避しつつ、新たな負担無しに会員のプレー権を存続する方法として検討されているものです。具体的には、新会社を設立、新会社は現会社からゴルフ場の土地・施設等を取得し運営にあたる、金融機関等の抵当権者には大幅な債権放棄を要請し残債務を新会社が引き継ぐ、残債務については新会社が上げる営業利益ならびに新規会員募集による資金を充当する、引き継ぐ債務は前述充当案の範囲内に留める、というものです。現会員はクラブに預けてある預託金を現物出資することにより新会社の無額面株式を取得します。これにより会員は新たに資金を出資することなく株式を得ることができるとともに、将来株式（会員権）の評価が上がった時点で他へ売却することにより資金回収も可能であるとしています。同クラブは今回の案を会員に提示し賛同を得る意向のようです。会員側が同案をそのまま受け入れるのか、また受け入れ後は計画通りに再建が進むのか、預託金償還問題を含めたゴルフ場再建の一案として注目されます。