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破産の大金ＧＣが競売へ(00/11/13)

平成7年に和議申請し、その後会社経営陣に不信感を抱いた会員から破産を申し立てられ、平成9年に破産が確定した大金ゴルフ倶楽部（栃木）が、宇都宮地方裁判所で競売にかけられることになりました。今回の競売は最低売却価格が32億円で、クラブハウス等の施設とコース用地の大半が売却対象となっています。この決定を受けて「大金ゴルフ倶楽部会員を守る会」は競売落札の意向を表明しています。同会はこれまで、ゴルフ場会社の株式会社南那須観光の破産申し立てを行なうと共に、ゴルフ場の営業等に協力しながら競売のための準備を進めていたとのことです。3年前には「株式会社大金会員を守る会」を設立し旧会員を中心に1口200万円の出資を求める活動を続けており、競売落札後は株主会員制による自主運営を目指すとしています。一方、株式会社南那須観光の管財人によると、同倶楽部には50億円を筆頭に多額の抵当権が設定されているようで、今回の競売が順調に進んでも会員への配当の見込みはほとんどないようです。ゴルフ場がどうなるのか、会員のプレー権等はどのような扱いになるのか、結論が出るまでには長い時間が必要のようです。