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ゴルフ場事業全体の収支が赤字に(00/12/04)

総務庁統計局が行なった「平成11年サービス業基本調査」の調査結果が発表されました。この調査によると、平成11年の全国のゴルフ場数は2878コースで、前回調査が行なわれた平成6年と比べ119コースも減少していることがわかりました。また、ゴルフ場等で働いている従業員数は、ゴルフ場開発事業の縮小等の影響からか減少傾向にあり、平成6年から10％程度減少の約19万人となっています。加えてゴルフ場の収支については、事業収入額が平成6年より10％減少の約1兆5920億円であるのに対して経費が約1兆6038億円となり、平成元年から始まり今回3回目を迎えたこの調査で初めて赤字の結果となりました。なお、過去の事業収益は平成元年が約1848億円、平成6年が約943億円の黒字となっています。現在はゴルフ場の個別の経営状況について開示されるケースは少なく、在籍している会員も正確に把握できてない場合が多いようです。そのため根拠のない些細な噂が広まり、会員権の売却が増え相場が下がる、下がった相場を見て不安を抱いた会員が更に売りを出す、といった悪循環に陥る場合もあります。今回の調査結果は、ゴルフ場が経営状況を開示する方向へと促すのではないでしょうか。