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会員権の特損処理額が1000億円超に(00/12/25)
時価会計をはじめとした会計制度の改革が進められているなか、平成12年9月の中間決算を基にした東証一部上場企業の特別損失処理に関するデータが発表され、ゴルフ会員権に関する処理額が1000億円を上回ることが明らかになりました。これは一部上場企業895社のデータを集計したもので、全体では前年度比で約1.25倍となる7兆1746億円もの特損処理額となっています。この中で会員権等に関する処理を行なった企業は314社、処理総額は1009億900万円、また業種別では221億900万円を処理した建設業を筆頭に卸売業、化学と続いています。ただし、帳簿上で時価処理した企業が多く会員権を売却したところは少なかったようです。実際、本年後半は弊社にも多くの法人から時価の調査や資料提供の依頼がありましたが、会員権を売却された企業はさほど多くなく、法人が持つ不必要なゴルフ会員権の処理は既にほぼ完了しているとも思われます。本欄で繰り返しお伝えしていますが、最近の会員権市場では少しずつ買い希望が増えており、今週、関東圏全体での集計では値下がりが止まりました。年明け数週間で売り物件も落ち付き、春先に向けて相場上昇へと展開していくことが期待されます。