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日東興業グループ再建の近況(01/08/13)
国内ゴルフ場企業大手の日東興業株式会社は、平成10年5月19日に和議が成立し再建に向かって歩み始めました。その後同社では再建の鍵となるスポンサー企業を探していましたが、米国の投資銀行であるゴールドマン・サックスグループが日東興業グループを買収する模様、と一部で報道されました。この件については、両社とも正式なコメントを出していないため実態は明らかになっていません。しかし、和議計画に基づく弁済として、本年9月30日に日東興業は和議債権者に対して60億円近い支払いを行う予定となっており、早い時期にスポンサーを確定することでより確実に弁済を履行できる経営環境にすることを求めているものと考えられます。また、同グループの浜野ゴルフクラブは、平成11年に一部会員から会社更正手続きの開始を申し立てられていますが、未だに裁判所から最終の判断が下されていません。これについては、同ゴルフ場は日東興業の子会社であるため、前述のスポンサーが確定し和議計画の履行が確実に実行されることを裁判所が見極めようとしているのではないか、と考えられています。よって、スポンサーが決まれば、更生手続開始の申し立ては棄却されるとみられています。
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