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キングフィールズGCの再生計画案が成立(01/11/26)
キングフィールズゴルフクラブ(千葉県)は、以前本欄でもお伝えしたとおり本年1月に民事再生法の適用を申請していましたが、10月の債権者集会で再生計画案が可決し即日認可されました。案件は圧倒的な賛成多数で可決され賛成228、反対3という内容とのことです。再生計画案では、磯子カンツリークラブの経営会社である横浜観光土地鰍ェ100%子会社を設立し、その子会社に対してキングフィールズGCが資産等を25億円で譲渡します。会員に対する処遇は、まず預託金の5%が会員に返還され、引続き同GCに会員として残る場合は前述の新設子会社が提示する金額(会員が返還を受ける5%の預託金とほぼ同額の110万円前後とのこと)を預託し、会員として利用する契約を結ぶことになります。このように、会員のプレー権については新たな出資等を必要とせずにそのまま維持することができる仕組みとなっています。千万円単位の預託金は消滅してしまいますが、そもそも預託金制ゴルフ場は集めた預託金をゴルフ場開発に費やすことが前提です。今回の計画案の可決状況を考えると、経営破綻から不安を持ちつづけながら行く末を見守っていた会員も、プレー権確保という結果に対しては相当の理解を示したといえます。
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