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ゴルフ場再建、民事再生と会社更生で対立(01/12/25)
KOMAカントリークラブ(奈良県)は本年4月に民事再生手続きの開始を申請し、今月大阪市内で行われた債権者集会において賛成多数(700名弱)で再生計画案が成立しました。しかし、民事再生手続きに反対している会員組織側の300名以上が採決を棄権し、再生案成立翌日に裁判所へ会社更正法を申請しました。会員組織側では、民事再生手続きでは役員の責任が問われないことや、再生案採決の際に不正があったとして反対にまわっている模様で、裁判所からの再生計画の認可は一時保留の状態になっているようです。年末のこの時期、ゴルフ場関連の民事再生申請や運転資金ショート等、経営が行き詰まった旨の情報が毎日のように流れてきており、この傾向は年明けも続きそうな気配です。ゴルフ場の破綻が増加するなかその再建については多くの方法が試みられており、スムーズに処理が進むものもあれば再生計画案そのものが何年にもわたってまとまらない例もありますが、どのような方法であれ成否の鍵となるのはどれだけ会員の理解と協力が得られるか、ということのようです。ゴルフ場と会員が共に助け合いながら再建を達成して行く姿勢が、今求められているのではないでしょうか。
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