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飯能グリーンCC会員が株式を保有へ (02/06/17)

ゴルフ会員権相場の下落により多くのゴルフ場が預託金償還問題を抱え経営の悪化が懸念されるなか、高額な預託金会員制クラブの飯能グリーンカントリークラブ(埼玉県)では、預託金償還への対応として会員が経営会社の株式を全員で保有(1人何株という形ではない)することになりました。その手続きは複雑ながら斬新なものです。まず、同クラブを経営する飯能開発株式会社はクラブに対して新株の割り当て増資を実施、暫定的に会員の代表者へ新株を割当てました。今後、会員の選挙で理事が選出された段階で、これらの株式をクラブが正式に譲り受ける予定です。1株5万円の新株に対する取得費用は、同社が会員代表者に預託金の一部を返還、代表者はその返還分をクラブに貸し付けてクラブが株を取得します。これにより、発行済株式総数1000株のうちクラブを通じて会員側は344株(全体の3分の1)、経営会社代表が501株を保有(残りは以前に一般公募で会員に割当てた)することになります。同クラブは、預託金償還期限の10年間延長に約8割の会員から同意を得ているとのことですが、今回の施策により更に経営の透明性が高まり会員の信頼感も上がると思われます。


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