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足踏みしはじめた相場の上昇 (02/07/01)

年初から続いていたゴルフ会員権相場の上昇が止まりつつあります。ここ2週間ほど、ほとんど売り希望が出てこなかった高額物件に少しずつ物件が出てきました。市場全体の牽引役であったこれらの会員権相場の上昇が鈍ってきたため、全体の相場平均は足踏みをしている状況です。本年2月末頃にも一時似たような流れとなりましたが、そのときは出てきた売り物件が2〜3週間で市場から無くなり、再び上昇傾向が強くなりました。最近の会員権相場の推移については、株価下落の影響を懸念する声も出てきていますが、これまでの相場上昇自体が国内の他の経済指標と連動していたわけではなく、言われているほどの悪影響はないと思われます。現在の相場の動きを詳しく見てみると、引続き買い一色で勢いが衰えていない会員権があること、そのような状況の会員権が中低額物件にも見てとれること、高額物件に出始めた売り物件の数は多くなく希望金額も低くないこと、などがあげられます。出てきた売り物件が取引成立により市場から無くなれば、2月末同様に市場は再度上昇の動きへと転ずるのではないでしょうか。少なくとも現状では、相場が急落するような雰囲気はありません。

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