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大栄CC、石坂GCが民事再生法の適用を申請 (02/07/15)
大日本土木株式会社が7月5日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請したことに伴ない、系列ゴルフ場も同様の事態となっています。大栄カントリー倶楽部(千葉県)の経営会社は7月8日に民事再生法適用申請を行い、名義書替えを停止しました。同CCは平成元年に開場し、法人会員を中心とした約1300名の会員が在籍、先週の会員権相場は120万円程度でした。負債総額は約174億円で、うち預託金は161億円とのことです。また、翌7月9日には石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)の経営会社も民事再生法適用申請を行い、名義書替えを停止しています。負債総額は約271億円でうち預託金は191億円とのこと、先週の会員権相場は275万円前後でした。どちらも預託金償還対策として会員権の分割や据置期間の延長などを実施していましたが、会員権市場では相応の評価がされていました。これまでは、相場が数万円程度のゴルフ場が経営破綻することがほとんどで、今回のようにある程度の相場を保ったゴルフ場が破綻する例は稀です。相場は経営内容を知るひとつの指標と考えられていましたが、今回の件はそれに疑問を投げかける結果となりました。今後、ゴルフ場の経営に対してより一層厳しい目が向けられることが予想されます。
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