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STT開発鰍ェ民事再生手続開始を申請 (02/10/25)

関東を中心に11か所のゴルフ場を経営しているSTT開発株式会社が、東京地裁に民事再生手続きの開始を申請しました。負債総額は4922億円で、そのうちゴルフ会員権の預託金は2236億円を占める模様です。同社は、政財界に広い人脈を持っていた中澤勤氏により昭和56年に千成開発鰍ニして設立、翌年よりゴルフ場の買収活動を開始し以降次々とゴルフ場をオープンさせ、ピーク時の平成2年には約266億円の収入を計上していました。経営ゴルフ場は、千成GC(栃木)、千代田CC(茨城)、グランドスラムCC(茨城)、パーシモンCC(福島)、プレステージCC(栃木)、ピートダイGC(栃木)、ザ・GC竜ヶ崎(茨城)、富岡CC(群馬)等で、財界の著名人が会員に名を連ねるなど、いずれも高級ゴルフクラブとしての位置付けで運営されていました。バブル時には都内で1000億円近い不動産開発投資なども手掛けていたようですが、バブル崩壊後は多額の借入金が経営を圧迫、ゴルフ場も入場者数の減少が続き業績は悪化していた模様です。今後も全ゴルフ場の経営は継続するとのこと、再生方法については有力なスポンサーを探しその協力により再建を進めていく方法を採るようです。


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