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日東興業グループの再生案概要 (02/12/16)
国内大手ゴルフ場会社である日東興業グループは、平成9年に和議申請し再建の途につきましたが今夏に民事再生を申請し、新聞等で再倒産として報道されました。その後再生計画案の立案作業に入っていた模様ですが、11月に同グループの浜野GC(千葉県)の会員に対して説明会が開かれ、その概要が明らかになりました。再生条件の内容は、会員のプレー権を保証する、預託金は97.5%をカットし残額2.5%を新たに預託金とするとともに退会会員にはその残額分を弁済する、将来日東興業グループの株式が上場された際には希望する会員に優先的に時価で割当てる、同グループの再建スポンサーであるゴールドマン・サックスは他債権者から譲受した相当額の債権について放棄する、などとなっています。以上は浜野GCに対するものですが、同グループ他社にもほぼ同様の条件が提示されるものと考えられます。説明後には会員等から民事再生による再建に反対する意見が多く出たようですが、以前から浜野GCでは会員組織が更正法による再建を主張しており、その影響もあると思われます。抱える諸問題は決して少なくないようで先行きの不透明感は拭えませんが、可能な限り早期に安定した再建段階へと移行することが望まれます。
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