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富里GCとカレドニアンGCの預託金対策 (03/05/06)

富里ゴルフ倶楽部とカレドニアンゴルフクラブ(千葉県)が、中間法人設立による間接株主会員制へ移行することを会員に提案しました。これは、預託金問題等を解決するために会員等により組織された特別委員会が起案したものです。ゴルフ場の多くは、健全な運営していくために預託金問題を解決することが必須となりつつあります。今回の両ゴルフ場の案は、有限責任中間法人を設立、現会員はその法人に出資(1万円)し社員になると同時に、預託金返還請求権を信託譲渡するというものです。これにより、預託金の管理が会員個人から中間法人に移り、返還請求権の行使を防ぐことができるとしています。また、ゴルフ場に根抵当権を設定することで預託金を保護する、経営会社の株式の相当数を中間法人が取得することで経営にも関与していく、といった方法を採ることで間接株主会員制のかたちとなり、会員の主体性がより重んじられるゴルフ場になります。預託金償還問題に対する最近の対策は、専ら民事再生手続きなどの法的処置によるものが多い状況ですが、今後はそのような事態になる前に、会員とゴルフ場が真摯に話し合い、相互理解を築いたうえで何らかの策を講じるということが増えてくるのではないでしょうか。


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