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じわじわ下がる会員権相場 (03/06/16)

最近のゴルフ会員権相場の動きは、ほぼ横ばいに近いものの少しずつ下げる状況が続いています。特に売却希望が増加している、もしくは購入希望が減少しているといった、明らかに相場が下げていくような動きが出ているわけではありません。件数から見れば、売却、購入共に大きな変化はなく、全体的には売却が購入を多少上回っている状況です。相場をもう少し細かく見ていくと、売却希望者は売却するために希望金額を下げる→購入希望者は物件が希望金額まで下がってきたものの引続き下げそうなので希望値を更に一段下げる→売却希望金額と購入希望金額の幅が広がる→売却希望者が再び金額を下げる、といった動きが見てとれます。価格帯では、動きがあるのは低価格帯のものがほとんどですが、高価格帯のものでも購入希望はあり取引も成立しています。高額物件を購入されるお客様にお聞きすると、これから先に会員権が大きく上がっていくようなことはないだろうが長い目で見れば安値圏にあると思う、というご意見をいただきます。損益通算などを目的とした、つまりはバブルの清算としての会員権売却を、プレーを目的とした本当の実需が消化している、といった図式が浮かび上がってきます。

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