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熱海ＧＣが解散 (03/06/30)

熱海ゴルフ倶楽部（静岡県）が6月をもって閉鎖されることになりました。同倶楽部は戦前に旧財閥の3人により共同開発されたもので、静岡県内では川奈ホテルに次ぐ古さのゴルフ場です。会員制として昭和14年に開場、会員権は一般に流通していませんでしたが、長きにわたり9ホールのプライベートコースとして運営されてきました。近年の金利低下による影響で会員から集めた預託金を運用するメリットがなくなり、平成8年には預託金制を廃止し会員に預託金を全額返済しています。その後は年会費によって運営を続けていたものの、会員の高齢化による利用者の減少等から運営そのものが厳しくなり、解散することになった模様です。会員数は約800名、クラブの存続を希望している会員は少ないようです。解散後、施設や用地は地主に返還されることになりますが、ゴルフ場として改めて運営される見込みはほとんどないとのこと、歴史あるゴルフ場が消えてしまうことになります。相次ぐゴルフ場の経営破たんは、専ら預託金償還問題に起因することがほとんどですが、その影で利用者の減少という運営の根本に係わる問題も発生しています。今後は眠っている会員権の流動化が大きな課題となってくるのではないでしょうか。

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