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烏山城CCの再生計画案は否決、見直しへ (03/08/04)
烏山城カントリークラブ(栃木県)は昨年5月に民事再生手続開始を申請しましたが、本年7月に再生計画案の採決のため債権者集会が横浜地裁で開かれました。計画案は、ダイヤモンドフィールド株式会社という法人が新たなスポンサーとなって再建を図ることが骨子となっており、今後はパブリック制による運営とするものの、現メンバーについては10年間はメンバーフィーでプレーができるとしています。また、会員等の債権者への配当率は1%強との説明があった模様です。しかし、同CCの会員で組織した「有志の会」がパブリックとすることに対して反対し、今回の債権者集会では議決権を行使した会員の大半が否決にまわったため、提示された再生計画案は採用されませんでした。通常、計画案が否決された場合は破産手続きへと移行することになりますが、再生手続きの期日の続行に対する同意が規定率を越えたため、計画案は新たに練り直され再度決議がなされることになりました。会員側は会員資格の継承を希望していることから、新しい再生計画案はその内容を盛り込んだかたちでないと同意を得られない可能性が高い模様です。ゴルフ場の再生にはスポンサーも大事ですが、やはり会員の賛意を得ることが重要です。
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