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サザンクロスCCが匿名組合会員制による再建へ (03/09/01)
サザンクロスカントリークラブ(静岡県)は、本年1月に民事再生手続きの開始申請をしましたが、7月に再生計画案の認可決定を受けました。計画案では、今後の収益を債務の弁済に充てる自主再建を基本としています。預託金制は廃止され、会員は預託金の一部を匿名組合に出資し出資者となります。出資金は預託金のように返還されることはありませんが、会社の収益が上がった場合には配当があり、またゴルフ場が解散したような場合でも債権者として配当を受けることができます。加えて、会社側が年に1回会員(出資者)に決算内容を報告することで経営がオープンになり、会員の代表が理事会に参加することで会員の意向を反映させたゴルフ場運営が可能とするなど、会員と共にゴルフ場を再生していく体制が採られるようです。現在、名義書換えは停止されていますが、再開後は書換料を50万円から5万円に値下げし入会預託金150万円を廃止することで会員権の流通性を高め、平成20年頃には新規の会員募集を行うことで財務内容の健全化を目指すことも考えられています。民事再生法等の適用を申請するゴルフ場が引続き出てくることが予想されているなか、また新しい再生方法が提案されました。
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