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ゴルフ場を証券化した投資商品の販売開始 (03/10/14)
ゴールドマン・サックス証券はゴルフ場を証券化し、投資商品として販売を始めました。これは国内の機関投資家に向けたもので、同証券と同じグループの日東興業グループのゴルフ場を対象としています。ゴルフ業界では類を見ない試みですが、証券化により170億円もの資金を調達し、それを民事再生により再建中の日東興業㈱ならびにその系列会社等に貸し付け、日東興業は一般債権者への債務や退会会員へ支払う預託金、ゴルフ場についている別除権を解除させるための金融機関への弁済に資金を充当するようです。この投資商品は期待できる年利率が1.5%以上のものと2.5%以上のものの2種類があり、格付け会社による格付けも相応に高いものとなっているため、低金利が続く現状から考えると投資家の目を引きつけるのに充分な内容と思われます。資金調達手法の多様化は、ゴルフ場の証券化という新しい方法を生み出しました。ゴルフ場を取り巻く環境は未だ厳しい状況にありますが、このような新手法が新たな可能性を引き出しくれるのではないでしょうか。ゴールドマン・サックスはグループ内のゴルフ場の株式を5年後には上場する計画とのことで、実現すれば会員権に対する評価も大きく変化することになります。
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