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富士川CCが再生法を申請、名義書換を停止 (04/02/16)
富士川カントリークラブ(山梨県)が、2月6日に東京地方裁判所へ民事再生手続の開始を申請し、同日、保全命令を受けました。同クラブは飛鳥建設系列のゴルフ場です。開発当初の計画段階で破綻していたゴルフ場開発事業を飛鳥建設が引き継いで、昭和54年に開場させました。最近は、入場者数の減少や厳しい価格競争により売上げが平成2年の25%前後まで減り、赤字経営を続けていたようです。加えて、飛鳥建設からは約70億円の金融支援を受けていたとも伝えられています。預託金償還については平成11年に以後5年間償還を停止することを会員に提案していましたが、その期限が今年の7月に迫っていました。なお同日、同系列の丹生カントリークラブ(福井県)も民事再生手続の開始を申請しています。現在のゴルフ会員権相場は上昇傾向にありますが、まだまだ弱々しい動きであり、1年前の水準すら上回ることができないものが大半の状況です。今回の経営破綻も預託金償還の問題が大きな原因となっていると考えられますが、この問題はそもそも会員権相場の低迷により相場が預託金額を下回ってしまったことによるものです。相場が預託金額を上回らない会員権を持ち続けるリスクは、いまだに高いままです。
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