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GC成田ハイツリーが初めて配当金を分配 (04/03/29)
ゴルフ倶楽部成田ハイツリー(千葉県)が、再建後初めて出資会員への配当を実施することになりました。同倶楽部は、和議申請後に匿名組合方式による間接株主会員制を導入し、3期めにして利益計上できるまでに再建が進んだことになります。2003年度は入場者数が約25500人、売上高が約5億7千万円、利益が約930万円で、会員が平日にコンペを誘致する等集客に貢献してくれたために入場者数が増えたことが収益改善につながった、と倶楽部側は分析しているようです。配当金は1297円で、その内1250円から税金を差引いた後の1000円を年会費に、残りの47円を出資金に充当するとのこと、来年以降は5千円〜1万円前後の配当を考えている模様です。ゴルフ場の経営破たん、そして再建は、ここ数年がピークと言われ、数多くの再建事例が出ています。会員がプレー権を失ってしまい、それこそ会員権が紙切れになってしまった例もありますが、預託金は90%〜100%近くまで減額されるものの会員としての権利は残り、株主として経営に参画できる、加えて今回のように利益から配当を受け取れるという例まで出てきました。同倶楽部の再建方法は、今後、他のゴルフ場再建にも影響を与えることが予想されます。
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