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皆川城ＣＣの再生計画案が否決 (04/08/02)

皆川城カントリークラブ（茨城県）の再生計画案が否決されました。同クラブは本年2月に民事再生手続きの適用を申請し再生計画案を立案、その計画案の概要は6月に本欄でもご紹介しました。7月14日に債権者集会が開かれ計画案の賛否が問われましたが、決議の結果、賛成が941名、反対が960名となり、可決に必要な過半数が得られずに否決となりました。これは会員組織の「皆川城ＣＣ有志の会」が、再建スポンサーであるゴールドマン・サックス・グループの再建方針に反対したためです。同クラブの会員からは事前の説明会開催の要望が出るなどしたため、皆川城ＣＣ（東和ランド）グループの他社とは異なる日程で債権者集会を行ったという経緯もあり、波乱含みだった模様です。なお、ゴールドマン・サックスは既に同クラブの債権を多額に取得しているため、債権額の面では90%を超える賛成となりました。よって、今回の否決では決議を確定せず9月に再度決議を行いますが、再生案が可決されない場合は破産となります。今後有志の会では、ゴールドマン・サックス側から会員に利となる何らかの新たな条件を引き出すことで譲歩の姿勢を取り、再決議では計画案が可決されるように働きかけていくものと考えられます。

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