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東庄GCの再生計画案が成立 (05/03/14)
東庄ゴルフ倶楽部(千葉県)の再生計画案が大多数の賛成で可決し、東京地裁から即日認可決定を受けました。同倶楽部は大京グループのゴルフ場で、昨年9月に民事再生法の適用を申請し、上場企業の東京建物鰍スポンサーとした再生計画案の策定を進めていました。計画案によると、債権者に対する弁済率は80%という高率で、退会会員、一般債権者と共に、継続して残留を希望する会員に対しても、計画案認可決定確定の日から1年以内に一括して弁済されることになっています。なお、継続会員には預託金の無いプレー会員権が発行され、今後3か月〜6か月前後で名義書換えを開始する予定です。計画案の決議では、出席債権者全員、そして債権額では95%を超える賛成を得、可決要件を満たしています。このような圧倒的賛成を得ることができたのは、80%という高弁済率が影響したためと考えられますが、これは、倶楽部経営会社が所有していた賃貸ビルを高額で売却できたためのようです。ゴルフ場の経営破たんは相次いでいますが、その決着はゴルフ場消滅から預託金全額返還まで様々です。東庄GCの会員は恵まれた条件での破たん処理となりましたが、今回の件は非常に稀な事例と言えるのではないでしょうか。
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