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棚倉田舎Cの再生計画案が認可決定 (05/06/06)
棚倉田舎倶楽部(福島県)の再生計画案が認可決定を受けました。同倶楽部を経営する棚倉開発株式会社は昨年12月に民事再生法の適用申請を行ない、5月25日に債権者集会が開かれ、出席者数で約98%、債務総額で約92%の賛成を得て再生計画案が可決され、同日東京地裁から認可決定を受けるに至りました。同社は、平成16年に固定資産の減損会計を導入したことで約45億円の債務超過となったこと、平成19年末に到来する会員権の預託金償還について返還できる目途がたっていないこと、等の原因により民事再生手続の申請をしています。再生計画案によると、会員の預託金については70%がカットされ、残りの30%は計画案の認可決定確定の日から5ヶ月以内に全会員へ弁済、無額面で譲渡可能な会員権証券が新たに発行されます。また、これまで同倶楽部を支援していた、親会社で上場企業のトピー工業株式会社は、今回の経緯に合わせて約20億円の債権を放棄し、最善を尽くす姿勢を見せています。同倶楽部は、母体が上場企業ということもあり一時は相応の評価もされていたゴルフ場ですが、一連の預託金償還問題を回避することはできませんでした。早期の再建完了が望まれます。
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