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寄居CCが会社更生手続開始へ (05/09/26)
寄居カントリークラブ(埼玉県)が、債権者から会社更生手続開始を申し立てられ、9月5日に開始決定を受けました。負債総額は約114億円にのぼるようです。同クラブは経営会社を昭和47年に設立、ゴルフ場は昭和53年に開場し、相応の歴史を刻んできました。しかし、最近激しさを増している他クラブとの価格競争や、長引く景気低迷による利用者の減少により経営状況は悪化し、昨年度の売上高は6億円台まで落ち込んでいた模様です。また、平成6年頃には約20億円をかけてコースやクラブハウスの改造を行ないましたが、この負担も大きく影響したのではないでしょうか。加えて、昨年、国内金融会社が保有していた寄居CCに対する債権が外資系金融会社へ譲渡されたようで、これも今回の一要因になったかもしれません。名義書換は平成13年から停止していますが、その直前の会員権相場は10万円程度と、平成5年頃の500万円前後から大きく値を下げていました。ゴルフ場の再生が続いていますが、多くの場合、再生後の会員権相場は破綻直前のものより良くなっています。寄居CCがどのような内容で再建されていくのか。その内容が、再出発時における会員権市場での評価を決めていくことになります。
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