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つつじヶ丘CCが民事再生手続開始を申請 (05/11/07)
つつじヶ丘カントリー倶楽部(栃木県)が、10月20日に東京地裁へ民事再生手続の開始を申請しました。負債額は約120億円となる模様です。同倶楽部は平成3年4月に開場しましたが、バブル崩壊後の長引くデフレ不況のなか、ゴルフ場利用客の減少とプレーフィーの値下げ等の影響により厳しい経営状況となり、債務超過に陥っていたようです。平成9年にはゴルフ場の運営を別の法人に委託するなど経営の効率化に取り組んでいましたが、思うような結果を出せなかったことも今回の一要因であると考えられます。会員権相場から見ると、平成5年には1000万円前後の相場でしたが平成9年頃には200万円台まで落ち込み、それ以降も下落の動きは止まらずに平成12年頃からは数万円程度となっていました。このような相場になると預託金償還の問題が発生することは避けられず、償還の滞りが出ていたようです。また、債権の一部がRCCへ譲渡されたこともあり、自主再建を断念しました。なお、今後の再建内容についは現在のところはっきりしていません。ここ数年で数多くの事例が発生し様々な再建方法が蓄積されています。債権者の同意が得られる再建策を早期にまとめ、他クラブ同様の再起が果たされることを期待したいと思います。
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