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富士ＣＣが入会費用を償却する制度を導入 (06/04/03)

富士カントリークラブ（静岡県）は、昨年10月から会員の補充募集を実施し名義書換を停止していましたが、4月1日より再開しました。名義書換料は84万円（税込）で、さらに施設負担金として52.5万円が必要になります。この施設負担金とは、コースやクラブハウスなどのゴルフ場施設は旧会員の負担により作られたものなのでそれについて新入会員にも負担してもらう、という新しい発想に基づいているようです。ゴルフ場へ支払う費用の合計は136.5万円と比較的高目の設定となっていますが、施設負担金については毎年10.5万円ずつ5年で償却するシステムが導入されました。これにより、入会後5年以内に退会した場合は、償却していない分について会員に返還されます。早期に退会する会員はあまり多いとは思えませんが、考えていたほど利用していない等、何らかの理由で退会せざるをえない場合は、結果として入会にかかった費用を少なくすることができます。ゴルフ会員権相場はいろいろな要因によって形成されますが、名義書換料等の入会費用の金額も大きく影響します。プレー費等により預託金を償却するシステムと同様に、このような入会費用の負担軽減策を導入するところも少しずつ出てくるのではないでしょうか。

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