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東ノ宮CCが民事再生手続開始を申請し名義書換を停止 (06/07/10)
東ノ宮カントリークラブ(栃木県)が6月20日に民事再生手続の開始を申請し、名義書換を停止しました。経営会社である東宮開発株式会社は、会員制ゴルフ場の予約代行業である株式会社日本ゴルフメンバーズの子会社として、昭和47年に設立されました。ゴルフ場は昭和49年に開場し、平成元年にクラブハウスを新築、平成5年にコース改造などの設備投資を行なうと共に、日本プロマッチプレーの開催などで知名度を向上させています。バブル期には約10億円の年商をあげていたようですが、近年は入場者数の減少、ゴルフ場間の価格競争激化による客単価の低下などで、4億円程度まで落ち込んでいた模様です。また、売上げの減少に加えて多額の預託金償還問題も発生、創業者の後に生じた経営者の頻繁な交代と新旧経営陣の確執、本年4月には一部会員から会社更生手続きが申し立てられるなど、厳しい経営状況となっていました。今回は民事再生と会社更生の二つの破綻手続きが申請される事態となりましたが、会社更生についてはまもなく調査委員の報告書が提出され、更生手続きが開始されるか決まるようです。どちらの手順を採るにせよ、会員のプレー権が確保される内容で早期に再建されることが望まれます。
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