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甲斐駒ＣＣを現支配人設立の会社が落札 (07/06/25)

甲斐駒カントリークラブ（山梨県）のゴルフ場不動産の大半を、現支配人が設立した有限会社カイコマＣＣが競売により落札しました。同クラブの元の母体会社は極東ノート株式会社で、バブル崩壊の影響を受け経営破たん、平成5年に会社更生法を申請しました。しかし、平成9年に更生計画案が成立したものの追って更生手続を廃止、平成14年に民事再生法の適用を申請、ゴルフ場の任意売却により再建を果たす再生計画案の認可決定を受けていましたが、不動産の抵当権者との交渉がまとまらず、競売を申し立てられていました。競売物件の登記は7月中旬に終了予定とのこと。旧経営会社である株式会社甲斐駒カントリークラブから有限会社カイコマＣＣへの営業譲渡も実施されます。また、既存会員については、年会費を完納し新会社と新会員利用契約を締結することで、引続き従前通りにプレーできます。破たんした平成5年から実に14年間もの時間をかけ、取り巻く諸問題が解決されました。競売物件落札ための借入金の返済という新たな対応事項が生じたものの、ゴルフ場のほとんどが自社所有となり、これまでの不安定な状況から脱したと言えます。今後は、会員を大事にした着実な運営を期待したいと思います。

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