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伊東CCが民事再生手続開始を申請 (07/09/25)
伊東カントリークラブ(静岡県)が民事再生手続の開始を東京地裁へ申請しました。負債額は預託金約38億円を含む40億円弱です。同クラブは、日立造船やその関連企業を母体として昭和53年に18ホールで開場し、現在の経営会社は一部上場企業である日立造船株式会社の100%子会社となっています。これまで、大企業が母体との事で信用度や内容等が比較的高く評価されていました。平成5年にはクラブハウスを増築し、合わせて預託金額を1300万円とした追加会員募集を実施、完了しています。しかし、他ゴルフ場と同様にバブル崩壊以降は入場者数の減少が続き、近年は営業面で厳しい状況が続いていたようです。加えて、平成13年に一度期間を延長した会員の預託金償還期限が来年に再度一斉に到来する予定となっており、最近の問合せの動向等から多くの会員から償還請求がなされることが予想され、その対応にも苦慮していました。今後は、日立造船の支援を得て自主再建による再生を目指すとのことです。今回のように、母体が大企業であっても不振ゴルフ場は切り離して処理されることがまま起きています。厳しいゴルフ場経営が続く昨今、同様の事例は更に出てくるのではないでしょうか。
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