MASUKURA GOLF INTERNET INFORMATION SERVICES |
紫塚GCが再生計画案を発表 (08/08/25)
紫塚ゴルフ倶楽部(栃木県)の再生計画案が明らかになりました。同倶楽部は昭和51年に開場した27ホールのゴルフ場で、本年2月に民事再生手続開始を申請、経営会社は株式会社紫塚スポーツシティです。再生計画案によると、投資事業等を行っているグループの企業であるSBIキャピタルソリューションズ株式会社が再生スポンサーになるとのことで、現経営会社から会社分割によりゴルフ場事業を引継ぐ手法を採る模様です。弁済については、退会する会員には預託金のうち1万円までの全額及びそれを超える金額の1%を弁済、継続して残る会員には1万円までの全額とそれを超える金額の1.5%を10年据置の預託金とした新証券が発行されます。なお、この計画案は9月17日に開かれる債権者集会で決議される予定です。今回の事例も、最近の事例と同様に会員のプレー権が守られるかたちで、ゴルフ場の再生が進められることになりました。年々数は少なくなっているとは言え、預託金償還を起因としたゴルフ場の破たんは続いており、バブル経済の年次等から考えると、今後は比較的高額預託金に絡む再生事例が目立つかもしれません。いずれにせよ、プレー権確保を最優先とした再生手続が採られることを望みたいと思います。
Copyright (C) 2008 Masukura Corp. All rights reserved.