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城山CCが民事再生手続開始を申請 (08/12/01)
城山CC(栃木県)は11月14日に東京地裁へ民事再生手続開始を申請し、同日、保全命令を受けました。負債総額は44億円を超え、うち会員権の預託金は約30億円とのこと、申請に合わせ名義書換も停止しています。同クラブは群馬県桐生市と栃木県足利市の企業家らが発起人となって開発が進められたゴルフ場で、開場前の昭和50年に東武鉄道グループの傘下となり、昭和52年に18ホールで開場しました。地元在住の会員が多く、比較的開場時期が古いことから相応の知名度を有していたゴルフ場です。平成3年頃は約9.85億円の年商を計上していましたが、バブル崩壊後の営業環境悪化により業績は低迷。平成19年の年商は約2.95億円にまで落ち込み、苦しい経営状態が続いていた模様です。会員権相場もピーク時には1000万円を超える相場をつけていましたが、民事再生申請直前は数万円の相場まで下がっていました。このような状況のなか、他ゴルフ場の事例と同様に預託金返還について目途が立たず、ゴルフ場ならびに会員のプレー権の存続を図るため、今回の申請に至った模様です。また、大手企業を母体としたゴルフ場が破綻してしまいました。会員の不安を払拭するためにも、早期の再建を期待したいと思います。
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