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白山CCが民事再生法の適用を申請 (09/01/19)
白山カントリー倶楽部(石川県)を経営する白山ゴルフ株式会社が、本年1月6日に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けました。負債総額は約100億円です。同倶楽部は北陸放送と他2社が中心となって設立されたゴルフ場で、2コースで構成されており、まず昭和49年に松風コースを開場させました。もう一つの泉水コースは平成2年の開場で、その際に最高2350万円で追加会員募集を実施し700名を超える方が入会されたようです。近年、これら高額預託金に関する返還請求が発生し約28億円を返還しましたが、これ以上返還を続けていくことは困難と判断し、今回の再生法適用申請に至りました。負債のうち約95億円が会員の預託金とのことです。今後については、昨年でも6万人以上の入場者があり預託金返還を除けば営業利益も上がっているとのことで、自主再建を目指すとしています。以前、背景に大手企業の名前が挙がっているゴルフ場は、その高い信用度から会員募集も順調に推移しました。しかしバブル崩壊による会員権相場の下落は予期せぬ預託金償還問題を発生させ、母体である有力企業の体力を奪う結果を招きました。白山CCも他のゴルフ場と同様に、会員のプレー権を確保した上での早期再建が期待されます。
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