MASUKURA GOLF INTERNET INFORMATION SERVICES |
日光霧降CCが民事再生手続の開始を申請 (09/05/25)
日光霧降カントリークラブ(栃木県)が民事再生手続の開始を申請しました。同クラブは預託金の償還期限を迎えその対策として預託金制から株主制への転換を推進、会員の同意を得られるように交渉してきたものの、一部の会員と交渉が難航し、結果として今回の申請となりました。開場は平成6年5月、日光宇都宮道路の日光ICから約4キロと好立地にある18ホール、6134ヤード、パー71の丘陵コースで、会員数は約1000名です。プロゴルファーの中嶋常幸がコースを設計監修したということで有名でしたが、近年は来場者数の減少等が影響し、年商は2億円程度まで落ち込んでいた模様で、負債総額は約110億円とのことです。なお、今後の再建内容については現在のところ明らかになっていません。ゴルフ場を取り巻く経営環境は厳しい状態が続いており、特に首都圏から離れたゴルフ場では熾烈な価格競争と入場者数減少に悩まされています。若手プロの台頭や女性ゴルファーの増加などゴルフに注目が集まるようなニュースもありますが、ゴルフ場利用者数の増加には結びついていないようです。今回の再生手続きについても、会員のプレー権が確保されたうえで早期に再建の途についてほしいと思います。
Copyright (C) 2009 Masukura Corp. All rights reserved.