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藤代GCが民事再生を経てアコーディアへ (09/08/17)
藤代ゴルフ倶楽部(茨城県)が、7月30日に東京地裁へ民事再生手続開始を申請しました。負債総額は約225億円で、その内訳は、預託金返還債務が約120億円、親会社である財団法人鉄道弘済会からの借入金債務約101億円などとなっています。名義書換は同日停止しました。同倶楽部は、鉄道弘済会の関連会社で、旧国鉄職員向けの宅地供給や分譲、ゴルフ場やホテル経営を手がけていた弘済建物株式会社が経営していましたが、会社の業績が悪化。そのため、藤代GCは平成10年に現経営会社の弘済事業株式会社へ譲渡されこれまで運営されていたものの、預託金償還問題、資産の減損処理による債務超過化、親会社の支援が受けられなくなった等により厳しい経営状況となり、今回の申請へと至った模様です。その後の債権者集会では、同倶楽部はスポンサーに内定した株式会社アコーディア・ゴルフに譲渡されることが明らかになりました。債権者への弁済率は18%程度とのこと。会員のプレー権も守られるようです。書換停止直前の会員権相場は売りと買いの中間値で170万円前後でした。早期に再建を果たし、これまで以上に評価されるゴルフ場に生まれ変わることを期待したいと思います。
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