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日光霧降CCの再生計画案が明らかに (09/09/28)
日光霧降カントリークラブ(栃木県)の民事再生計画案が明らかになりました。同クラブは今年5月に、経営の建て直しを図るため民事再生法の適用を申請しています。計画案では債権額の99.2%がカットされ、残りの0.8%が弁済されます。継続して会員となる場合は、弁済額と引換えに正会員は2口、平日会員は1口の株式の交付を受け、株主会員として引続きプレーすることができます。なお、同クラブの大口債権者であり、開発当時の経営母体であった株式会社コーユーコーポレーションは債権を放棄し、別除権も行使しないことでゴルフ場と合意しているとのこと、弁済資金や当面の運転資金等も提供し、再建を支える模様です。債権者集会は10月14日に予定されており、計画案が可決されれば、認可決定の確定日から3か月を経過した日に退会者等には一括弁済、継続会員には株式交付等が実行されます。本件で確定した再生債権額は約114億円、債権者数は728名となっています。今回の事例では、弁済率は比較的低い数字ではあるものの、会員のプレー権は守られることになりそうです。早期かつ着実に経営再建が進められ、ゴルフ会員権としての価値が回復することを期待したいと思います。
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