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群馬ＣＣが民事再生法の適用を申請 (10/03/01)

群馬カントリークラブ（群馬県）が、2月18日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請しました。経営会社は栄和土地開発株式会社、負債額は約60億円です。同クラブは昭和48年10月に開場し、長い間会員権の名義書換を行っていません。そのため、退会希望者はゴルフ会員権市場で会員権を売却することができず、ゴルフ場へ直接退会を申し出、会員権の預託金を返還してもらうかたちとなっていました。今回、この退会申出による預託金返還の件数が増えたため順番を待ってもらうような状況となっていたこと、低迷する景気のなか売上が減少していたこと、等々により経営状況が悪化し、民事再生に至った模様です。なお、負債総額約60億円のうち預託金債務は約54億円と、そのほとんどを占めていました。今後は、スポンサーの援助により再建を進めていく予定で、その再建スポンサーも既に話を進めつつある会社があるようです。どのような再生計画案が提示されるのか今のところ定かではありませんが、まずは会員のプレー権が最優先で確保されること、そして、再建後は名義書換業務を開始し、適正な相場の下で同クラブの会員権が流通することを期待したいと思います。

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