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南総ＣＣの民事再生計画案が否決に (10/07/05)

南総カントリークラブ（千葉県）の民事再生計画案が否決されました。同クラブはゴールドマン・サックス・グループのゴルフ場で、預託金の償還問題等により本年1月に東京地裁へ民事再生法の適用を申請、負債総額は約125億円でした。その後再生案が作成され、6月23日に債権者集会が開催されましたが、反対多数で再生計画案が否決されました。出席債権者数1744名中賛成者は719名で過半数を下回り、議決権を持つ債権額の総額についても37.76%の賛成で過半数に達しませんでした。再生案が否決に至った経緯ですが、ゴールドマン・サックス・グループの経営や運営に対して会員が不満を持っていたようで、会員が中心となって「南総ＣＣを守る会」を結成し、計画案に反対する働きかけを行っていたとのこと。これが、今回の結果に至った模様です。なお、再生案否決後に、「南総ＣＣを守る会」は独自案に基づく会社更生法による再建を目指して、同法の適用を東京地裁へ申し立てました。同クラブの再建は、経営者側と会員側の対立が明らかとなり、もうしばらく時間がかかりそうです。双方が納得し、より良い方向で早期に再建が果たされること、そして会員権市場で会員権が再流通することを望みたいと思います。

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