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南富士ＣＣが民事再生法の適用を申請 (10/12/20)

南富士カントリークラブ（静岡県）が、12月3日に民事再生法の適用を申請しました。経営会社は株式会社南富士カントリー倶楽部で、負債総額は約54億円、このうち会員約1600名の預託金が約38億円に上ります。ここ最近では、ゴルフ場は若干の利益が出るような状況で運営が続けられていましたが、これまでの借入金に対する負担や、分割支払等で対応していた会員への預託金返還等が経営を圧迫していたようです。今後、預託金返還請求が増加することが予想されるものの、長引く不景気の下ではその返還に応じるだけの収益が見込めないこと、会員へのサービス水準を維持していきたいこと、等々の理由により、民事再生手続を経て新しいスポンサーの支援により再建を図るに至りました。再建スポンサーには、現ゴルフ場経営会社社長とも関連のある、株式会社ザイマックスが就くことが予定されています。なお、会員権の名義書換については年末まで受付け、来年1月からは債権を確定するために当分の間停止するとのことです。南富士ＣＣは昭和53年開場で相応の運営実績があるゴルフ場ですが、法的整理をせざるを得なくなりました。今後も同様の事例が続くのでしょうか。

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