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那須小川GCが民事再生法の適用を申請 (11/01/31)
那須小川ゴルフクラブ(栃木県)を経営する那須八溝物産株式会社と関連会社2社が、1月17日に宇都宮地裁へ民事再生法の適用を申請し同日保全命令を受けました。負債総額は約74億8300万円で、会員権の名義書換は停止となっています。同社は昭和41年にゴルフ場の運営を目的に設立され、昭和44年に那須小川GCを18ホールで開場、その後36ホールに規模を拡大しました。また、昭和48年には南平台温泉ホテルを開業し、平成8年には事業全体で約33億2700万円の売上げを上げていました。しかし、バブル崩壊後、ゴルフ人口の減少等により業績が徐々に悪化、預託金の償還問題も発生し厳しい経営状況が続いていたとのこと。そのため、再建策を立案、実施し、平成17年頃には営業黒字が出るまでに回復しましたが、平成21年には過去に分割、延期した会員権の償還期限が到来し、一部会員から償還に関する訴訟が起こされました。そして今後、更に訴訟が提起されることが予想されたため、今回の法的措置に至った模様です。再建方法についはて現在のところ明らかになっていませんが、会員のプレー権が確保されたうえで、充実したサービスが安定的に提供されるゴルフ場として、早期に再出発することを期待したいと思います。
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