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日立ＧＣが民事再生手続開始を申請 (11/02/21)

日立ゴルフクラブ（茨城県）を経営する日立観光開発株式会社が、1月20日に水戸地裁へ民事再生手続開始を申請し、同日保全命令を受けました。同社は昭和41年の設立で、昭和42年に日立ＧＣを開場させています。日立ＧＣは、18ホール、パー72の丘陵コースで、トリッキーなホールもある難易度の高いゴルフ場です。茨城県北地区では最も古いゴルフ場として知られていました。今回、法的整理へと踏み出したのは、近くにゴルフ場が増えたことによる競争の激化や長引く不況の影響等で入場者数が減少し売上げが減ったこと、そのため将来預託金返還請求に対応していくことが困難であること、等が原因のようです。負債総額は会員約2000人の預託金を中心とした約20億円とのこと。今後は営業を続けながら再建を進めていく模様で、会員権の名義書換は引続き通常通り受け付けられています。同クラブが、会員のプレー権確保を最優先に早期に再建を果たすことを期待したいと思います。今回ご紹介した事例と同様に、他地域でもゴルフ場の競争が激化しているようです。ゴルファーに如何にして来場してもらうか。料金値下げやサービス付加の競争は、ゴルフ場経営会社の体力を奪っていきます。

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