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太平洋クラブが民事再生法適用を申請 (12/01/30)
太平洋クラブが1月23日に民事再生法の適用を申請し、会員権の名義書換を停止しました。負債は株式会社太平洋クラブが約1100億円、関連6社が約176億円で、総額は約1276億円とのことです。太平洋クラブは昭和46年に旧平和相互銀行グループの支援を受けて設立されました。三井住友VISA太平洋マスターズの開催コースとして知られている御殿場コースなど直近では18ヵ所のゴルフ場を運営し、会員権の種類により異なるものの、複数の運営ゴルフ場で会員としてプレーできる共通会員制を採った会員権を発行、ゴルフスクールの運営も手掛けていました。年商は平成17年3月期には約150億円でしたが、景気の悪化やゴルフ人口の減少等により昨年3月期は約112億円まで低迷しています。経営破綻に至った理由には、ゴルフ場の買収資金や設備投資等に係る借入金への負担、預託金の償還問題等が考えられます。なお、大手ゴルフ場運営会社である株式会社アコーディア・ゴルフと、スポンサー契約を締結していることが明らかになっています。書換停止直前の太平洋クラブの会員権相場は195万円前後でした。会員のプレー権が確保されると共に、早期に再建の途につくことを望みたいと思います。
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