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三セク経営の市民ゴルフ場が特別清算 (12/02/13)

鶴岡市赤川市民ゴルフ場（山形県）を経営していた赤川スポーツランド株式会社は、1月16日に山形地裁鶴岡支部へ特別清算の適用を申請しました。同ゴルフ場は平成元年に開場した9ホールのコースで、経営会社は鶴岡市が50%を出資する第三セクターです。負債総額は約1億6700万円ですが、その内会員の預託金が1億6654万円と負債のほとんどを占めています。同ゴルフ場の会員権は開場時はかなりの人気があり、経営も順調でしたが、ゴルフ業界を取り巻く環境の変化や長引く不況等により収益が悪化、近年は赤字経営が何年も続いていました。また、預託金の償還期限が平成25年8月に迫るなか、返還資金の確保に目途がたたず、今回の申請に至った模様です。会員に対しては、ゴルフ場を鶴岡市へ売却して弁済資金を捻出し預託金の10%を返還し会社は解散する、との提案をしているとのこと。鶴岡市は平成24年度予算にゴルフ場の買収資金を計上し、不動産等を取得のうえ指定管理者を募集、パブリック制でゴルフ場の事業を継続する意向のようです。第三セクターによる経営ということで、会員になられた方もいたのではないでしょうか。ゴルフ場の経営環境は益々厳しさを増しているようです。

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