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昇仙峡CCが民事再生法の適用を申請 (12/06/04)
昇仙峡カントリークラブ(山梨県)を経営する株式会社昇仙峡カントリークラブが、5月18日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請しました。負債総額は約38億円で、その内会員の預託金が約20億円。破綻の原因は、預託金の償還期限を迎えたものの償還の目途が立たなかったため、とのことです。昭和45年に開場した同クラブは、当初、山梨県南巨摩郡南部町の材木業者グループが昭和観光開発株式会社という法人を設立のうえ開発が進められ、途中、資金不足等が発生したため県内の有力企業が出資して事業を引き継ぎ、18ホールで営業を始めました。その後、昭和53年には国内の大手酒類メーカーが主要株主となり、翌昭和54年に9ホール追加し27ホールでの営業を開始。近年は業績が振るわず厳しい経営状況が続いていたようで、平成21年には外資のローンスターグループに経営交代し再建を図りましたが、平成23年の売上高は最盛期の三分の一程度である約4億2千万円まで落ち込んでいました。なお、直近の会員権相場は10万円前後と低迷し、購入希望の方がほとんど出てこない状況でした。現在、会員権の名義書換は停止したものの、営業は通常通り行っているとのこと。早期に再建の途につくことを期待したいと思います。
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